議員の給料を考える
1月3日付朝日新聞に、20代・無所属で大阪府堺市の市議会議員に挑む方の特集が掲載されていました。
そこで同時に紹介されていたのが、
「タネダミキオでございます」という漫画で、早速読んで見ました。
あらすじは、20代のフリーターの若者が、
「有名企業に入るより確率がいい」「給料も高い」ということをきっかけに興味を持ち、そのうちに立候補へ向け、地元の問題にも敏感になっていくというものです。(まだ1巻しか出ていないので、これからの作品ですね)
確かに地方議員の給料はそれなりに良く、またそのこと自体あまり知られていないようで、大学院の皆さんに「首都圏の市議で大体900万円」「横浜市なら2500万円」といった話をすると、びっくりしています。
■給料は高いか?安いか?
それはひとえに、その議員の仕事によるものだと思います。
給料500万円でも、100万円分の仕事しかしていなければ「高い」わけですし、
給料1000万円でも、5000万円分の仕事をしていれば「安い」と思うのです。
4月の選挙は、現職の方は4年間の仕事が給料に見合うかどうか、新人はその人が議員になったらできるであろう仕事が給料に見合うかどうか、有権者の皆さんがいわば「品定め」する場と言えるのではないでしょうか。
■鹿児島県議会議員の給与
正規の給与は、一般の議員で月額82万円ですが、10%削減の特例適用で73万8千円となります。
(1)政務調査費の問題
給与に加え、政務調査費として毎月「最大」30万円が支給されます。
この政務調査費、読んで字のごとく、政策調査にかかった実費を支給する趣旨のものと解されますが、
鹿児島県では領収書をつける必要もなく、「人件費10万円、交通費20万円」といった大ざっぱな報告で済むようになっています。これでは不正の温床になるのではないでしょうか?
私は議員になった暁には、政務調査費の使途、領収書を完全に公開します。
あわせて、完全に公開するよう義務付ける条例改正案を提案したいと考えています。
(2)費用弁償の問題
議会開会中など、公務で必要な場合には、交通費・宿泊費などの埋め合わせとして、一定額を支給することになっています。
鹿児島県も広いですから、地域ごとに額には差がついています。
しかし・・・鹿児島市に住んでいる議員が、鴨池の県庁(県議会も併設)に行くのに、1日9700円も支給するのはおかしいのではないでしょうか?
例えば谷山に住む私なら、バスを使えば往復400円程度、車でもガソリン代はそれ以下でしょう。
私はなった暁には、実費との差額は受け取らず、供託します。
(県に突き返す、というのは公職選挙法上の「寄付」にあたるとしてできないようですので仕方なく供託で。)
またこちらも、金額を改定する条例改正案を提案したいと思っています。
(3)削減率の問題
鹿児島県が財政窮乏の折、苦しみを分かち合おう、というのは非常に素晴らしいことだと思います。
しかし、一番大事なのは「削減率」ではなく、「給与に見合った仕事をしているかどうか」でしょう。
例えば、正規200万円の50%引きで100万円、という場合に削減率を誇っても、元々が高いだけで意味のない議論でしょう。
■自分の政策を調査してもらえる議員を目指して
議員の仕事の価値を計算するのはいろいろ難しいことでしょう。
但し、わかりやすく「給料分の仕事はした!」といえる方法として、
「自分の実現した政策を、先進事例として他の自治体が調査に来た」と言える様になれば、簡単にクリアできると思うのです。
全国に自治体は約1800。1%でも20個。各自治体が総勢10名でやってきて、鹿児島に一人5万円でも落としてくれれば、それだけで1000万円です。
「自分の政策を調査してもらえる議員」を目指し、いろいろな面から財政に寄与できるよう頑張りたいと思います。
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