鹿児島県:「優れた」しくみよりも、「使える」しくみを。
私が大学院で研究しているメインテーマのひとつが、財政・税です。
税に関する議論で際立つのが、「そのしくみは実際にできるのか?」(執行可能性)という点です。
つまり、どんなに公平な、「優れた」しくみであっても、所得を把握したり、税を徴収したりするのに膨大な手間・お金がかかってしまっては、意味がないということです。
私が他に研究していることとして、「電子政府・自治体」がありますが、
「使える」しくみ、として考えることがあります。
現在鹿児島県のホームページで公開している情報は、県が作成している情報に比べて少ないのではないかと思います。
財政関係の調査をしていて思うのですが、過去の年度の財政状況など、おそらく紙の資料としては作成しているものの、
Webに掲載していない情報が多いように思われます。
ところで、情報の公開は、県民の皆さんが今まで培われた経験、知識など「県民力の結集」を行うのに不可欠です。
私下鶴は、鹿児島県は、行政職員だけでなく、それぞれの分野で豊富な経験・知識をお持ちの「プロ」の皆さんの力を結集し、この難局に立ち向かうことで、よりよい未来を切り開くことができると考えています。
この情報公開(しかも「言われる前に出す」体制を作る)を考えるとき、考慮しなければならないのは、
行政の手間が増える、ということです。つまり、文書を作っただけではなく、一々Webに載せる手間が増える、ということです。
確かに、近年行政の人員が減らされる中、情報公開の試みはこのままでは「優れて」はいるが「使えない」しくみになってしまうでしょう。
そこで、文書はどうせPC上で作っているのでしょうから、作成→ネットワーク上での上司の承認→Webへの掲載、という
現場の人の手間をあまり増やさないしくみはできないでしょうか?
いろいろ方法・形はあるでしょうから、このように現場の人が動きやすく、情報公開の充実という結果も出せる、「使える」情報公開のしくみを考えていきたいと思います。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 鹿児島県:「優れた」しくみよりも、「使える」しくみを。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://shimozuru.com/mt-tb.cgi/24

コメントする