鹿児島県:県庁の採用状況と若者いじめ?
大学院の同期の皆様は、早くも就職活動で忙しいようです。
「公共政策大学院」ということから、国家公務員志望の方も多いのですが、
私が就職活動をしていた3年前に比べ、省庁側が積極的に説明会を開催しているように思います。ようやく重い腰を上げた、という気がします。
ところで、鹿児島県庁は大人気で、今年は30倍以上の競争率となりました。
中央省庁の人事担当の方々にとっては、羨ましい状況かもしれません。
■鹿児島県の採用状況~いくらなんでも少なすぎでは?
この時期になると、各県とも大卒程度採用区分の採用は大体一区切りを迎えるようです。
そこで、大卒程度採用区分の最終試験合格者数または採用予定数を、隣県と比べてみましょう。
注)採用に当たっては、最終合格者の中から面接を行い決定するそうです。
従って、通常は最終合格者数≧採用予定数となります。
鹿児島県(最終合格者):11人 ※参考→鹿児島県庁Webより
宮崎県(採用予定数):29人 ※参考→宮崎県庁Webより
熊本県(採用予定数):61人 ※参考→熊本県庁Webより
ちなみに、各県の規模の指標として「人口」「予算規模」を比べてみると、
鹿児島県:人口177万人、予算規模8068億円
宮崎県:人口116万人、予算規模5800億円
熊本県:人口185万人、予算規模7197億円
※人口は2004年、予算規模は2006年度一般会計予算。
となります。大体鹿児島県と熊本県が同じくらい、宮崎県は鹿児島県の3分の2といったところです。
さて、採用人数と県の規模を比べてみて如何でしょうか。
同一規模の熊本は鹿児島の5倍、3分の2の規模の宮崎ですら鹿児島の3倍採用しています。
むろん、鹿児島県の財政が厳しく、人件費削減の途上にあることは理解できます。
しかしながら、以下の2つの理由から、「採用数が少なすぎである」と言わざるを得ません。
■理由1:人員バランスが崩れる~同期はたったの4人?
組織において、従業員の年齢別人員バランスは重要です。
なぜなら、例えば途中の年代が空白となった場合、技術・スキルの伝承や職務の円滑な執行に支障をきたすからです。
今年一般行政上級区分の最終合格者は4名ですが、彼らが10年後、15年後に管理職の重責を担う年齢になったとき、
(行政上級区分の)同期がたったの4人で果たして仕事が回るのでしょうか?
しかもこれは彼らが一人として途中で辞めないことを前提にした数値です。
■理由2:これは「若い者いじめ」に他ならない
財政が厳しいのはわかります。それならなぜその負担を若者に多く求めるのでしょうか?
例えば、50歳を越えた職員は新人の2人分、3人分の給料をもらっていることと思います。
そこに手をつけないで、若い人間にだけしわ寄せが来る。これは完全に間違っていると思います。
■なぜ若者にしわ寄せ?~物を言わないから軽視されているのでは?
このように上の世代でなく若者にしわ寄せが来る施策が採用されているひとつの原因に、
「若い人間なら文句をつけてこない」と思われていることがあるのではないかと思います。
例えば、鹿児島県議会議員(鹿児島市選挙区・合併前)の議員の年代別構成は、
20代:0人 30代:1人 40代:2人 50代:9人 60代:5人 (2007.4.8 次回改選時で計算)となっています。
20代は、有権者中16%(6人に1人,議員数に当てはめると3人分)いるのにもかかわらず、鹿児島県議会鹿児島市・郡選挙区から出ていないのです。
私は、若い人間のための、未来を切り開く施策の実現のためには、我々若者が県議会に切り込まなければならないと思うのです。
むろん、「若い」だけでは許されない時代になっていると思います。
今や鹿児島県の状況は「非常事態」であり、「なってから勉強する」などということは許されないからです。
私、下鶴は初日から財政がわかり、条例が書ける「プロの議員」を目指し、修行して参ります。
ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
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