鹿児島県:いじめ教師から子どもを守る

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◇要約◇
生徒をいじめる「人間失格教師」から子どもを守る仕組みづくりが必要です。
そのために、
a)校長に問題発生時の責任を取らせる(降格など)、
b)校長が有効に問題防止できるよう、問題教師は県教委に送り返す権限を付与する必要があります。
また、問題教師から子どもを守るため、県教委は問題教師を現場から隔離し、子どもと接しない仕事へ配転するべきです。


※参考 : 福岡県筑前町・中2生徒自殺事件(2006/10/16 毎日新聞)
※参考 : 鹿児島県奄美市・中学教諭がいじめ、女子生徒が不登校に(2006/10/24 朝日新聞)


■今、問われる教員の質 ~2種類の問題~
 近年「教員の質」の問題が叫ばれています。
 この問題を語るとき、通常は「指導力不足」が問題となっていますが、
実はもっと重要な問題があると思います。

 それは「人間失格教師」の問題です。
 福岡県筑前町の事件で一気にクローズアップされたこの問題、自分の経験からすると教師が先頭に立って生徒をいじめるなんて、全く信じられない出来事でした。
 しかしながら、鹿児島でも同様の事件が起こってしまいました。鹿児島の未来を切り開く上で、教育・人づくりは非常に重要な事項です。二度とこのような事件が起こらないよう、真剣に、そして迅速に防ぐ仕組みづくりを行う必要があります。

 そこで以下では「人間失格教師を防ぐ仕組みづくり」をテーマにいくつか提案させていただきたいと思います。


■子どもには逃げ場がない
 いじめというのは残念ながらあらゆる場面で存在します。学校然り、職場然り。
 しかしながら、教師による生徒いじめというのは、数あるいじめの中でも最も凶悪で、卑劣な行為だと思います。
 なぜなら、a)立場が上の者による「パワハラ」である b)逃げ場がない(義務教育であればなおさら
c)いじめられる側がまだ子どもで、抵抗力がない からです。

 自分が子どものころを思い浮かべてみると、クラスにおける教師の権力というのは絶大でした。
 その「王様」にいじめられたとしたら・・・・想像するだけでも恐ろしいことです。
 今回の奄美市の事件では、被害者の生徒は勇気を振り絞って転校し、最悪の事態を逃れることができました。
 我々政治・行政を志す人間は、彼女の勇気ある行動に、しっかり応える必要があります。
 それは、二度と同じことを繰り返さない仕組みづくりです。

■いじめ教師を排除するために
私、下鶴が鹿児島県議会議員の立場なら、すぐに以下の取り組みを行うよう求めます。

<鹿児島県が今すぐすべき・できる対応>
 (1) 校長に経営責任・権限を!
  a) 責任 : 問題発生時は、校長は降格処分
今回の加害教師のような無茶苦茶な行動を、学校側が把握していなかったとは考えにくいです。
要は、「見て見ぬふりをした」「見過ごした」と言えます。
この様な事態を防ぎ、問題が発生した際に現場が真剣に解決に取り組むようにするためには、取り組まなかった際の責任を現場のトップに取らせる制度を設ける必要があります。

  b) 権限 : 問題教師を送り返す権限を校長に付与
しかしながら、責任を取らせるのであれば、防ぐ手立てを与えなければ校長を追い詰めるだけで意味がありません。
従って、校長には問題教師を県教委に送り返す(代わりの教師を要求する)権利を与えるべきだと思います。
これによって校長は、問題行動を行う教師、改めるよう指導しても聞かない教師を子どもたちから引き剥がし、子どもたちの安全を守ることができるようになります。


 (2) 県教委は不適格教師の配転を
  上記(1)-b) で、「問題教師は県教委へ送り返すべき」と提案しました。
  それでは、その現場から送り返された教師の処遇ですが、中には校長と合わなかった、ですとか
 校長の権限濫用によるものといったことが有り得ます。
  そこで教委側でも調査を行い、
  a) 教師には問題なし(校長の権限濫用)
・従来どおり教師として、別の学校へ配置
・校長にはマイナス査定

  b) 教師に問題あり
・現場には復帰させない
・配転先は、教材・カリキュラム研究または一般事務など
 といった異なる処遇を行う必要があると思います。


<国に要望すべき対応>
 教員養成大学院の早期実現を要望
 実は教員免許は、取るだけであれば生徒への接し方、学級経営などを全く学ぶことないまま取得できます。
 上記事項は大学の教職科目に含まれているかもしれませんが、大人数の座学でその科目を履修したからといって、身に付く物ではないでしょう。
 私も大学在学時に教職科目を履修し、教育実習にも行きましたが、生徒への接し方、学級経営などはまともに身に付ける機会があったとは思えません。(教員養成大学ではない大学の、教育学部ではない法学部の人間だったせいもあるでしょうが・・・)

 そこで、実戦に近い経験を積み重ねるための「教員養成大学院」の早期実現が望まれるところです。


■今回の処分は妥当か?
 今回の加害教師への処分は「口頭訓告」だったそうです。(冒頭朝日記事)
 つまりこれは「もうこんなことはするなよ。」と一言言って終わり、ということです。
 奄美市教委は教師が生徒をいじめることの重さが全くわかっていません。


<最後に>
学校を転校することは、非常に敷居が高く、勇気が必要な行動ではないでしょうか。
このように勇気を振り絞った生徒さんに真剣に向き合い、応えること。
プロの議員であれば真っ先に行うべきことだと私、下鶴は考えます。
今の鹿児島県議会はこの問題に「応える」ことができるか、今後も追跡していきたいと思います。

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このページは、tshimozuruが2006年10月24日 16:52に書いたブログ記事です。

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