鹿児島県:勉強会での宿題 ~鹿児島県におけるIT活用について~
■10/8勉強会やってきました
去る10月8日、鹿児島県の財政改革を主題に、講演会&勉強会を開催しました。
現役大学院生でしかない私の話のため、貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございました。
当日は当初準備していた話題以外にもいろいろ話が広がり、当日お答えできなかったことが
二点ありました。今日はそれらの調査報告を行いたいと思います。
■鹿児島県におけるIT活用について
・インターネット環境の整備 ~離島・山間部には特に必要~
総務省の調査(2006/9/22発表)によると、鹿児島県のブロードバンド(高速インターネット接続環境)
普及率は、全国47都道府県で最下位とのことです。
理由としては、離島を多く抱えていることが考えられますが、離島・山間部にこそブロードバンド環境が
必要だと思うのです。
理由1 : 充実したへき地医療のために
離島の現場では内科医、外科医、産婦人科医etc...の専門医が揃っている訳ではなく、
各病院・診療所で働く医師の方々は、専門にかかわらずあらゆる病気に対応しなければなりません。
その際、インターネットを利用した遠隔診断を実現することで、たとえば鹿児島市にいる専門医の
診察を受けるなどで、医療の質の向上が図れると思います。
理由2 : 老後の安心のために
離島に親御さんを残し、鹿児島市等で働いている方も多いかと思います。
その際、ご家族の方やケアマネージャーの方などが離島の親御さんと電話・動画によるコミュニケーションを
密に取れるようにすることで、「不測の事態」の発生可能性を下げ、早期発見することができると思います。
理由3 : 子どもたちの未来のために
今後あらゆる仕事とコンピューターが密接にかかわってくることが予想されます。
すなわち、ITリテラシーの有無が、進路選択の幅を変える可能性があるといえます。
このとき、子どもたちの選択肢を広げるためにも、小さいころからITに親しむことのできる
環境が不可欠だと思います。
<環境整備をどうするか?>
離島でブロードバンド普及率が低いのは、商売側から見ると「割に合わない」からでしょう。
そんな中、私が県議会議員になったなら、以下の手を打ちます。
a) 光ケーブルを多くの島に引き揚げるため、その費用に関しては県が大幅な補助を行う
※参考 : 総務省九州総合通信局「鹿児島県の離島地域における情報化推進に関する調査報告書」
沖縄~鹿児島間には海底ケーブルが敷設されていると思いますが、多くの島々を素通りしているようです。
・「概要」P2 : 「主要23島のうち9島に端局を設置」
・「別表1」 : 島・市町村別普及状況中「ADSL欄」
折角光ケーブルが既に敷設されているのですから、これを使わない手はありません。
通り道に当たる島々には、ケーブルを島に上げて下ろすために必要な費用を大幅に補助・負担することで
環境整備を図れるのではないかと思います。
b) 国に、「国全体のインフラ整備のための費用拠出制度」創設を陳情する
電話やインターネットは、多くの人口をカバーすることで価値を発揮する道具です。
したがって、確かに個々の地域で見れば採算が合わないところが出てきますが、そのコストは
全体の利用者でカバーすべきだと思います。
※参考 : 総務省・ユニバーサルサービス制度について
※参考 : NTT、ユニバーサルサービス負担金を利用者転嫁へ
上記の参考資料のとおり、電話では来年早々このような「全体で支える」制度が始まります。
ブロードバンドについても、同様の制度を求めていくべきだと思います。
■御礼
実は先月、指宿で開かれた「学生による離島・へき地医療フォーラム」に参加させて頂きました。
参加者中唯一医学部と関係ない人間とのことでいろいろお手数おかけいたしましたが、
おかげさまで大変勉強になりました。主催者・参加者の皆様にはこの場を借りてお礼申しあげます。
分野こそ違えど、私は県議会議員という立場で、政策の側からとして貢献できたらと思います。
「政策のプロ」として貢献できるよう、日々研鑽に励みますので宜しくお願いいたします。
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